maliyuさん
3点お伺いします。
・まどまどの障子枠の外側とレール部分がアルミであることについて
インプラスやプラマードに比べて、外窓と内窓の間の空気層の冷気(または熱気)がガンガン伝わってきそうな気がします。また、レール部分の結露の発生も危惧します。この点、実生活上いかがなものでしょうか?
・左右の障子が重なる部分の気密保持について
どのような材質が使われていますか?また、耐久性や交換などのメンテナンス性はどんなものでしょうか?
・まどまどのすぐれている点
防音目的はプラスト、特に防音を気にしないのであればまどまどを推奨されていますが、インプラスやプラマードよりも特に「これはいい」という点があれば、教えていただけますでしょうか?
以上
ヨネダ商店 店長
米田 泰士
maliyuさん、ご質問ありがとうございます。
>・まどまどの障子枠の外側とレール部分がアルミであることについて
インプラスやプラマードに比べて、外窓と内窓の間の空気層の冷気(または熱気)がガンガン伝わってきそうな気がします。また、レール部分の結露の発生も危惧します。この点、実生活上いかがなものでしょうか?
この点はmaliyuさんの言われる通り、まどまどの断熱で弱い部分になります。
しかし、断熱を考えるとアルミよりも樹脂サッシがいいのはわかっていても、逆に旭硝子がアルミ+樹脂にこだわったところがあります。メーカーが、まどまどの障子部分にアルミを使うのは、枠を薄くして強度を出すことが可能です。他のメーカーよりも障子の縦框は約10mmも細い、他にはない障子のスリムさはガラスの開口を大きく見せることが可能です。
レールにアルミを使うのは、内窓に使用するガラスを1枚ガラスではなく、合わせガラス又は複層ガラスに限定しているため、レールに重みがかかっても変形しないためです。
アルミ部分の結露についてですが、これは地域がかなり関係いたします。
湿度、室温が適度に保たれているお部屋の場合、私が施工をさせていただいている4地域では、まどまどのアルミ部分が結露するということはほとんどありません。
まどまどの樹脂部分は金属の熱をほとんど通さないことが可能です。
しかし、そういうことが通じるのはこの4地域のみです。例えば東北や北海道では?と聞かれるとmaliyuさんがご心配されていることが目に見えて起こりますのでまどまどはNGです。
>・左右の障子が重なる部分の気密保持について
どのような材質が使われていますか?また、耐久性や交換などのメンテナンス性はどんなものでしょうか?
まどまどに限らずですが、引き違いの障子が重なる部分はゴムパッキンで機密性を確保してあります。
この部分が優れているのは大信工業のプラストです。この部分のゴムパッキンの交換はあまり考えていないと思いますが、以前やったことがあるので取替は可能です。
>・まどまどのすぐれている点
防音目的はプラスト、特に防音を気にしないのであればまどまどを推奨されていますが、インプラスやプラマードよりも特に「これはいい」という点があれば、教えていただけますでしょうか?
まどまどが優れているのはやはり機密性です。お客さまのご自宅へお伺いするときには必ず各メーカーのサンプルをお持ちします。
各メーカーの障子や枠を見ていただければその違いは分かっていただけると思います。
まどまどは細部にわたって機密性を確保するための工夫がされています。
新築マンションのオプションでも採用される位にインテリアとしてもまどまどは非常に優れています。
ここまでやると、旭硝子の人間のようになってしまいますね。
とはいうものの、私はメーカーではありませんので、メーカー、商品を決めてご提案することはありません。
もちろんまどまどにもデメリットはありますし、使用できる地域も限られます。
まどまどがいいと言うよりは、maliyuさんのお悩みがまどまどで解決出来るのかを窓を見ながらご相談させていただくのが一番の解決の近道だと思います。
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