「遮熱ガラスっどれくらい効果あるの??」お客様からご質問をいただきます。
カタログでは効果のあるようなこと言ってますが・・・。よし、ではやってみましょう!
実験内容:
遮熱高断熱ペアガラス(日本板硝子 エコクール)とフロート板ガラスをいれた窓から入る熱がどれくらいかを実験します。
よく晴れた日に、実験BOXを日の当たる場所へ1時間置きました。
実験をするために作られたミニハウスです。
極力、実際の住宅を再現できるように、壁、床、天井の中には厚さ40?の断熱材が入っています。窓の鍵をきちんと施錠できるように背面はビス止めにし、ゴムパッキンで気密を取ってあります。100Vの電源も装備。
窓はトステムのデュオシリーズを使用しています。
これにより、障子を付け替えるだけでペアガラス(複層ガラス)との比較実験も可能。
普段は子供の遊び場です。
物体から放射される赤外線の強度を測定して、物体の温度を測定する温度計です。
これにより、ガラスやサッシの表面温度を測定することが可能です。
赤外線サーモグラフィは、対象物から出ている赤外線放射エネルギーを検出して、見かけの温度に変換して、温度分布を画像表示できます。
これはすごいです!欲しいけどお値段が・・・。
サーモカメラは、いつもヨネダ商店にあるわけではありません。
実験した日は、外気温は30度と、とても暑い日でした。1時間後床の温度はどのように変化したのでしょうか?
フロートガラスから日射が入る床を測定。
フロートガラスの方の床は43℃
床を触った感じでもかなり熱が入ってきているのがわかります。
遮熱ガラス(エコクール)から日射が入る床を測定。
遮熱ガラス(エコクール)の方の床はなんと34℃!
約10℃の差があります。床をさわると暑さはあまり感じられません。
サーモカメラは、やはりわかりやすいですね。
違いは歴然です。さすがは、日本板硝子の複層ガラス製品のなかでNo.1の遮熱性能を持つペアマルチエコクールです。
もう一つ見ていただきたいのは、アルミ部分の熱の伝わり方です。窓のフレームだけが色が変わっているのがはっきりとわかります。
金属は熱を伝えやすいので、出来ればフレームは樹脂or木製が好ましいです。
マンションでは窓は共用部分になるので、フレームをカバーするには内窓がオススメです。
遮熱ガラスの効果は日射遮蔽という意味では素晴らしいものです。
しかし、これだけ効果が大きいガラスの為、どこの場所に使うのかはよく考えなければなりません。
日射を利用したい南面は避けて、西、東、北面に使う事をおすすめいたします。